今話題のグルーポン系クーポンサイトを構築できる機能がネットショップ管理プラグインのバージョン1.4.3から搭載されました。
カウントダウンタイマーを商品ページに設置できるのでタイムセールのような使い方もできると思います。
それでは、グルーポン系クーポンサイトを構築する設定方法み見ていきたいと思います。
グルーポン系クーポンサイトとは?
そもそもグルーポン系クーポンサイトとは何でしょうか。グルーポン(Groupon)はもともとアメリカの共同購入クーポンサイトの名称で、グループ(group)とクーポン(coupon)を掛け合わせた言葉のようです。サイト上で5~8割引といった通常ではありえない割引クーポンを販売し、決められた時間内に購入者数が既定の人数に達することで販売が成立する、という仕組みです。
既定の人数に達しない場合は、注文自体がなかったことになる、ということでツイッターやブログを通じて口コミが広がりやすいのが特徴で、広告効果も高いということで多くの企業がこぞって参入しているのが現状です。
WordPressやプラグインの環境
それでは、クーポン販売サイトの設定を行っていきましょう。まず、今回使用する環境は以下のとおりです。
- WordPress 3.0.1 (WordPress2.8以降で動作しますが、WordPress 3.0以上を推奨します)
- フロントエンドユーザー管理プラグイン
- ネットショップ管理プラグイン(1.4.3以降が必要です)
プラグインの基本的な設定は各プラグインのページをご参照ください。
クーポンの設定
まずはクーポンを商品登録します。通常の商品登録のように、カテゴリー、商品コード、商品名、商品価格などを入力します。忘れずに定価も入力してください。定価をもとに割引額や割引率が計算されます。
さらに、在庫数を入力し、在庫チェックにチェックを入れます。在庫が0になると販売が停止します。
スクロールを下に行くと販売終了日時があるので、これも忘れずに入力します。この日時が来ると自動的に商品の販売が終了します。また、この日時に合わせてカウントダウンタイマーが販売終了までの残り時間をカウントします。
続いて商品ページのデザインを変更します。ネットショップのオプション設定に商品テンプレートがあるので、クーポンというテンプレートを追加します。ここで追加したテンプレートを商品編集時に商品テンプレートとして指定することで、ショートコードで呼び出すデフォルトの商品テンプレートを変更することができます。
商品テンプレートで、クーポン販売サイトに不可欠な割引率、割引額、在庫数、カウントダウンは以下のショートコードで呼び出せます。
- 割引率
- [product field=product_price_off_rate]
- 割引額
- [product field=product_price_off]
- 在庫数
- [product field=product_stock]
- カウントダウン(環境設定の「カウントダウンを使用する」にチェックを入れておく必要があります。)
- [product option=countdown]
発行数や成立数などの要素は自由項目を使用します。
- 自由項目0
- [product field=product_free0 free_notitle=1]
- 自由項目1
- [product field=product_free1 free_notitle=1]
上記のショートコードを商品テンプレートに追加し、HTMLとCSSでクーポンページらしく成形すると以下のような感じになります。
実際のクーポンページは、サンプルショップ@あなたの町のお花屋さんで見ることができます。
まとめ
以上でクーポン販売サイトの基本部分の設定は完了です。あとはクーポンの内容の解説を充実させたり、サイト全体のデザインをクーポンサイトに適した構造にするなどの作業が必要となると思います。
現状では、最低販売数に満たずクーポンが成立しなかった場合の決済キャンセル処理はマニュアルでする必要があったりしますが、今話題のグルーポン系クーポンサイトもWordPressのネットショップ管理プラグインを使用して作成することができる、ということをお分かりいただけたのではないでしょうか。
ネットショップ管理プラグインは非常に汎用的なシステムで様々な用途でご利用いただけます。もし現在お考えのECサイトがネットショップ管理プラグインで作成可能かご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせいただければ、と思います。