商品購入後に会員登録する – ネットショップ管理プラグインの活用事例5

商品購入後に会員登録する – ネットショップ管理プラグインの活用事例5

WordPress の有料会員制サイトの構築ツールとして、フロントエンドユーザー管理プラグインやネットショップ管理プラグインをご利用いただいておりますが、よくあるお問い合わせとして、商品購入後に会員登録が可能かどうか、というものがあります。

フロントエンドユーザー管理プラグインやネットショップ管理プラグインで通常ご利用いただく有料会員化の流れは、無料の会員登録後に商品を購入し、有料会員になる、というものですが、この場合だと、実際に商品購入にいたらない無料会員が存在する可能性を否定できません。

そこで、ログインできるのが有料会員のみという仕組みとして、商品をゲストで購入してもらい、入金確定後に会員を生成し、メールでIDとパスワードを送信する、という方法を実装してみたいと思います。

商品購入後に会員登録する流れ

商品購入後に会員登録する実装方法

実装方法は意外に簡単です。有料会員化の商品登録時に、アドバンストモードをクリックして表示される、「最終処理ステータスがセットされた際のPHPコード」に以下のようなコードを入力するだけです。

「最終処理ステータスがセットされた際のPHPコード」は、注文のステータスが処理済などの最終処理ステータスになった際に実行されるコードで、クレジットカード決済などでは即座に実行され、銀行振込などでは入金確認後に管理者がステータスを変更した際に実行されることになります。

$user_pass = wp_generate_password();
$user_id = wp_create_user( $result[0]['order_sender_email'], $user_pass, $result[0]['order_sender_email'] );
update_user_meta( $user_id, 'last_name', $result[0]['order_sender_last_name'] );
update_user_meta( $user_id, 'first_name', $result[0]['order_sender_first_name'] );
global $frontend_user_admin;
$frontend_user_admin->wp_new_user_notification( $user_id, $user_pass );

コードの解説を簡単にすると、購入プロセスでの注文者情報入力で入力されたメールアドレスと氏名、自動生成されたパスワードを利用して会員登録し、フロントエンドユーザー管理プラグインで会員登録メールを送信する、という内容です。

注文者情報入力の入力項目は自由にカスタマイズができるので、氏名以外にも住所や性別、アンケート結果などをユーザー属性に保存する、ということも可能だと思います。

フロントエンドユーザー管理プラグインでは、新規ユーザー登録をできないように設定しておき、ログインボックスのみを表示すれば、商品購入後に送信されるメールのユーザー名とパスワードで、商品購入者のみサイトを閲覧できるようになります。

継続課金の場合

ほとんどの決済モジュールでは、継続課金の初回支払時にユーザーIDを必要とするため、今回の商品購入後に会員登録するという方法は利用できないかもしれません。

また、有料会員化した後に継続課金を解約した場合のユーザーの取り扱いをどうするか、という問題も発生するため、ログインできるのが有料会員のみ、という仕組みが継続課金の場合は難しいかもしれません。その場合は通常通り、無料の会員登録を行った後に、商品を購入する、というプロセスを取っていただいたほうが良いかもしれません。

入会金商品のような形で最初に有料会員化してもらい、その後の継続課金の支払いは別途、継続課金商品を購入してもらう、というような二段階方式であれば問題ないと思います。その場合は、フラグや有効期限などのユーザー属性を利用して、有料会員を定義するようにしてください。

«
»
 

WordPress によるウェブサイト制作・ウェブシステム作成は、CMS×WPにお任せ!
ヒアリングシート簡単見積からご相談ください。
その他、どんなことでもお問い合わせをお待ちしております。

トラックバックURL

コメントを書き込む

ChatGPT AI コンシェルジュ