独自アフィリエイトで売上アップ – ネットショップ管理プラグインの活用事例4

独自アフィリエイトで売上アップ

ネットショップ管理プラグインでは、外部のアフィリエイトサービスに頼ることなく、独自のアフィリエイトをユーザーに提供する機能があります。

外部のアフィリエイトサービスは、手数料や月額費が発生してしまいますが、独自のアフィリエイトであれば、アフィリエイトを利用するユーザーに対してアフィリエイト費用を支払うだけで済むというメリットがあります。

アフィリエイトリンクは、商品ページのURLにアフィリエイトコードを追加するだけです。ユーザーに簡単に導入してもらえるので、アクセスアップや売上アップにつながります。

今回は、ネットショップ管理プラグインの独自アフィリエイトを構築する設定方法を具体的に見ていきたいと思います。

WordPressやプラグインの環境

独自アフィリエイトの設定に必要となる環境は以下の通りです。

すでにプラグインを保有していらっしゃる方は、サポートオプションでプラグインを最新版にアップグレードすることをおすすめいたします。

アフィリエイトの設定

ネットショップ管理プラグインのオプション設定にアフィリエイトオプションがありますのでクリックし、アフィリエイトを開きます。色々とオプション設定が出てくると思います。

アフィリエイト設定

まず、次の2つの項目にチェックを入れます。

  • アフィリエイトを使用する
  • アフィリエイトメニューを表示する

他のチェック項目には以下ようなものがあります。状況に応じて設定してください。

  • 全商品に適用する - これにチェックを入れると全ての商品がアフィリエイト対象となります。特定の商品だけアフィリエイトの対象としたい場合は、商品登録時にアドバンストモードで表示されるアフィリエイトにチェックを入れるようにします。
  • 自己買いを認める - デフォルトではアフィリエイトユーザー自身の購入には還元されません。
  • 一度購入したらクッキーをリセットする - アフィリエイト経由で商品が売れる度にクッキーがリセットされるので、一度購入したユーザーが別のタイミングで商品を購入してもユーザーに還元しません。
  • リファラーをチェックする -アフィリエイトのリンクが張ってあるかどうかを判定します。

続いて、アフィリエイトの基本的な仕様を決定します。

  • パーセンテージ - デフォルトでは商品価格の1%をユーザーに還元するようになっています。パーセンテージのみの指定しかできませんが、商品ごとにアフィリエイトポイントを指定できます。商品ごとのアフィリエイトポイントが優先されます。
  • クッキー生存時間 - アフィリエイトリンクの有効期間を設定します。デフォルトは1日です。
  • ユーザー属性名 - このユーザー属性名を持つフィールドをアフィリエイトコードとしてフロントエンドユーザー管理プラグインで作成します。詳しくは後述します。
  • クエリ変数名 - URLにアフィリエイトコードを埋め込む際の変数名となります。例えば aid がクエリ変数名で、a0001 というアフィリエイトコードを持つユーザーがアフィリエイトリンクを設定すると、http://domain/page/?aid=a0001 となります。

その他に以下の2つの設定項目があります。

  • アフィリエイトリストの代替ユーザー属性 - %%で囲まれたユーザー属性をアフィリエイトリストで置換して表示します。例えば以下のような銀行口座の情報を持つユーザー属性を設定します。
    銀行振込: %bank_name% %bank_branch% %bank_class% %bank_number% %bank_katakana%
  • アフィリエイト処理コード - 通常は設定する必要がありません。アフィリエイトの還元をポイントで行いたい場合などでは、以下のようなコードをセットします。
    $user = new WP_User($user_id, "");
    update_usermeta( $user_id, "point", $user->point+$affiliate_point_sum);
    

アフィリエイトコード用ユーザー属性作成

先ほどのオプション設定の中にあったユーザー属性名をフロントエンドユーザー管理プラグインで作成します。

アフィリエイトコード用ユーザー属性の作成

フィールドラベルにアフィリエイトコード、フィールド名に先ほどのオプション設定で設定したユーザー属性名(affiliate)を指定し、一意にチェックを入れます。条件式には英数字を指定しておきます。

この場合、アフィリエイトコードはユーザーがアカウント設定で自由に設定できるようになっています。もし、ユーザーに直接設定させずに管理側で設定する場合は、フィールドタイプを display にしておきます。

アフィリエイトコードを自動生成する

会員登録時にアフィリエイトコードを自動生成することは可能です。オプション設定の「新規ユーザー登録時のPHPコード」に以下のようなコードを入力すると、新規ユーザー登録時にユーザーのアフィリエイトコードを自動で発行することができます。アフィリエイトコードのルールなどがあれば適宜変更してください。

update_user_meta( $user_id, 'affiliate', 'aff'.$user_id );

ユーザーにアフィリエイトを案内

ここまでの設定でアフィリエイトを運用する準備ができました。あとは、ユーザーにアカウント設定でアフィリエイトコードを設定してもらい(または管理側で設定し)、実際にアフィリエイトリンクを張ってもらいます。

クエリ変数名の部分でも解説しましたが、例えば aid がクエリ変数名で、a0001 というアフィリエイトコードを持つユーザーがアフィリエイトリンクを設定すると、http://domain/page/?aid=a0001 となります。

商品のページなどのURLに、?aid=a0001 を末尾につけることでアフィリエイトリンクとなります。このリンクを通して商品が売れた場合、アフィリエイトポイントがユーザーに還元されます。

ユーザー自身にアフィリエイトの履歴を表示するには、マイページやフロントエンドユーザー管理プラグインのオプション設定でウィジェットメニューの追加などで、http://domain/login/?action=affiliate にリンクを設定します。

アフィリエイトの運用処理

アフィリエイトリンクを通して商品が売れた場合、管理メニューのネットショップにあるアフィリエイト管理でアフィリエイト内容を確認することができます。

アフィリエイト管理には以下の3つのメニューがあります。

  • アフィリエイトリスト
  • 未処理アフィリエイト集計
  • 処理済アフィリエイト履歴

まず、アフィリエイトリストでは、アフィリエイトリンクを通して商品が売れた場合の注文が全て表示されます。このアフィリエイトリストでアフィリエイトの確定処理を行います。これは注文がキャンセルになった時のためや不正を防ぐためでもあります。未確定となっているアフィリエイトにチェックを入れ、左上の一括操作で確定を選び適用します。

確定されたアフィリエイトは、未処理アフィリエイト集計にて処理待ち状態となります。

未確定アフィリエイト集計

未確定アフィリエイト集計ではユーザーごとのアフィリエイトポイントの合計とアフィリエイト数が表示されています。この集計をもとにユーザーにアフィリエイトポイントを実際に還元してください。アフィリエイトリストの代替ユーザー属性で、銀行情報を設定しておけば、どの鋼材にいくら振り込めばいいかの一覧として使用できます。

実際の還元が完了すれば、左のチェックを入れ、一括操作で処理するを選び、適用します。以上で、アフィリエイト処理は完了です。処理されたアフィリエイトは処理済みアフィリエイト履歴に残ります。

まとめ

以上で、アフィリエイトの解説は終了です。ご覧のとおり、アフィリエイトの設定は非常に簡単ですので、アクセスアップや売上アップのためにぜひネットショップ管理プラグインの独自アフィリエイトに挑戦してみてください。

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