お問い合わせフォームとして利用する – フロントエンドユーザー管理プラグインの活用事例4

お問い合わせフォームとして利用する – フロントエンドユーザー管理プラグインの活用事例4

フロントエンドユーザー管理プラグインは、ユーザー登録やユーザー管理を行う WordPress のプラグインですが、今回はフロントエンドユーザー管理プラグインをお問い合わせフォームとして利用する方法をご紹介いたします。

ユーザーに会員登録をさせる必要はないが、ユーザーのお問い合わせに対してお問い合わせ内容の追加・修正やメールでのアフターケアを行いたい場合に最適な方法です。

フロントエンドユーザー管理プラグインをお問い合わせフォームとして利用するには、バージョン1.7以上が必須となりますので、すでにプラグインをご利用の方はサポートオプションをご購入の上でアップグレードしてください。

フロントエンドユーザー管理プラグインをお問い合わせフォームとしての利用する利点

フロントエンドユーザー管理プラグインをわざわざお問い合わせフォームとして利用するメリットは以下の通りで、無料で利用できる一般的なお問い合わせのプラグインにない利点があります。

  • お問い合わせ内容がデータベースに保存されるので後からお問い合わせ内容を追加、修正することが可能。
  • お問い合わせに対してメールを送信可能。アフターケアに最適。
  • お問い合わせ時の確認画面も表示可能。

ただ、ユーザー管理の機能をお問い合わせ管理として使用するため、本来のユーザー登録やプロフィール変更機能が使用できなくなるので注意が必要です。

お問い合わせフォームの設定手順(求職サイトの例)

ここから具体的な設定方法を見ていきます。今回は、求職サイトの応募フォームをフロントエンドユーザー管理プラグインで作成することにします。フロントエンドユーザー管理プラグインをインストールした状態から設定していきます。

まず、ユーザー管理 » オプション設定 » ユーザー属性の追加 でお問い合わせフォームの内容を設定します。

ユーザー属性の追加

1.7から追加された breakpoint というフィールドタイプを使用すると、区切り表示ができるようになります。区切りで表示させたい内容を初期値に入力します。

また、一番右端にある + をクリックすると、フィールドの項目を上書きするPHPコードを入力することができます。例えば、応募企業(company)の初期値をGETメソッドで送られてきた値(company=会社A)で上書きするには以下のようなコードを入力します。

$options['user_attribute']['user_attribute'][$i]['default'] = $_GET['company'];

ユーザー管理 » オプション設定 » 環境設定 にあるユーザー名自動生成にチェックを入れます。ユーザー名を指定することなく自動で設定されるようになります。

ユーザー名自動生成

ユーザー管理 » オプション設定 » 環境設定 にあるメールアドレス重複にチェックを入れます。同一のメールアドレスからの問い合わせを何度でも受けられるようになります。

メールアドレス重複

ユーザー管理 » オプション設定 » 環境設定 にある新規ユーザー登録アイテムと並び替えとプロフィールアイテムと並び替えで、フォームの内容にチェックを入れます。通常、ユーザー登録時にはユーザー名や新しいパスワードなどの項目が必須となりますが、今回は選択する必要はありません。

新規ユーザー登録アイテムと並び替え・プロフィールアイテムと並び替え

ユーザー登録用の文言を変更する

このままだと所々の文章やテキストがユーザー登録用のものになっているので修正します。当サイトで販売している翻訳オーバーライタープラグインを利用すれば、簡単に表示テキストを変更できます。

また、オプション設定にあるタイトルオプション、通知オプション、出力オプションを変更して、お問い合わせフォームに相応しい文章に変更します。特にログイン画面ではログインボックスが表示されてしまうので、出力オプションで該当部分を削除します。

お問い合わせフォームを確認する

きちんとお問い合わせフォームが表示されているか確認します。お問い合わせフォームのURLは、デフォルトの場合は、/login/?action=register となります。ログインページのスラッグを login から contact などに変更してもよいかもしれません。

お問い合わせフォームを確認する

お問い合わせに対してメールを送る

お問い合わせはユーザーリストにて以下のように表示されます。編集ボタンを押すと、お問い合わせ内容を自由に変更できます。

ユーザーリスト

また、メールボタンを押すと、メール送信フォームが表示されます。

新規メールを送る

メール内容を記載する時に、テンプレートをご利用いただけます。テンプレートはオプション設定でいくつでも作成でき、テンプレート内でユーザー属性の置換も可能です。送信済みのメールもいつでも確認できます。

まとめ

フロントエンドユーザー管理プラグインをお問い合わせフォームとして利用する例として、求職サイトの応募フォームを作成してみましたが、不動産の物件についての問い合わせフォームなどにも利用できると思います。メールアドレスを登録してもらえば、アフターフォローのメールを送ることはもちろんのこと、当サイトで販売しておりますメールマガジンニュースレタープラグインを利用すれば、問い合わせに対してメールマガジンを配信することもできます。

ユーザー登録をさせるまでもないが、問い合わせに対してメールやメルマガでアフターケアを行いたい場合に、フロントエンドユーザー管理プラグインをお問い合わせフォームとして利用するという選択肢をぜひご検討ください。

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